5連休、いかがお過ごしですか?私はどこかへ出かける等の予定もなく、土曜と今日も事務所に出ています。明日もたぶん出社します(笑)。普段できないことをやるという連休。久しぶりにブログを更新しました。
最近、スタッフによく話していることがあります。「せっかく一つ気づいたんやから、そこで終わらせず、もう少し得しようよ」という話です。
仕事をしていると、書類の数字が一箇所違っていたり、確認していた内容に疑問が出てきたりすることがあります。
間違いを一つ見つけたなら、関連する書類も確認する。疑問を一つ調べたなら、条件が変わるとどうなるかも考える。一度の確認を、その場の対応だけで終わらせるのはもったいない。もう一歩考えることで、次の仕事にも活かせると思うんです。
一つ見つけたら、つながるところも確認する。
たとえば、申請書に記載した金額が元の資料と違っていたとします。その数字を正しい金額に直せば、目の前の間違いは解消します。
でも、同じ金額を別の書類にも転記していないか?合計金額の計算に使っていないか?すでにお客さまへ説明した内容や、関係者に共有した資料には影響しないか?
さらに、元の資料の読み取り方を間違えていたのなら、同じ方法で確認したほかの数字も見直す必要があるかもしれません。最初に見つけた一箇所は、別の問題に気づくための入口になることがあります。
ここで確認したいのは、単に「ほかにも間違いがあるか」だけではなく、なぜその間違いが起きたのか?同じ原因で影響を受けるものは何か?まで考える必要があると思っています。
以前、スタッフには「ゴキブリと一緒で、一箇所(一匹)見つけたら、ほかにもいるかもしれないと思って探してほしい」と説明していました。少し乱暴なたとえですが(笑)、一箇所だけ直して安心せず、周囲にも目を向けてほしいという意味です。
疑問が出たときも、一件で終わらせない
これは間違いを見つけたときだけの話ではありません。
たとえば、ある案件で「この条件なら、手続きを進められるのか?」と疑問が出たとします。調べたり、窓口に確認したりして、今回の答えが分かった。これはこれで良いのですが、そこで終わると、次に少し条件の違う案件が来たとき、また最初から考えることになります。
今回と違う条件は何か?その条件が変わると結論も変わるのか?確認した答えは、どの範囲まで当てはまるのか?
こうしたことを一緒に考えておくと、その場限りの回答が、次の案件でも使える判断材料になります。もちろん、似ているからといって安易に同じ結論を当てはめるのも危険です。だからこそ、「どこが同じで、どこが違うか」を意識しておきたいのです。
仕事に慣れている人は、一つの確認事項から自然に次の疑問を思いつくことがあります。一方で、経験の浅い人にとっては、そもそも何がつながっているのかが見えにくい。これは気合いだけで埋まるものではなく、仕事の流れや、その確認が必要な理由を理解していく中で身につくものだと思います。
私自身、スタッフに「ここも確認して」と伝えるだけでは足りないと感じています。なぜそこまで見るのかを一緒に確認し、次は自分で気づけるようにしていきたいところです。
自分の担当だけでは完結しない仕事もある
士業間で連携するときにも、この視点は大切にしておきたいと思ってます。
一つの変更が、別の手続きの要件や進める順序に影響することがあります。こちらの担当する手続きだけを見れば問題がなくても、ほかの専門家が担当する手続きと組み合わせたときに、確認しておくべきことが出てくるかもしれません。
すべての分野を一人で理解する必要はありません。ただ、「この変更は、ほかの手続きにも関係するかもしれない」と気づければ、担当する専門家に早めに確認できます。自分の仕事の範囲を把握すると同時に、仕事全体がどうつながっているかを見ておきたいと思います。
最近はAIに質問すれば、それらしい答えがすぐに返ってきます。私も便利に使っています。ただ、答えを読んで「この前提は合っているか」「今回の条件に当てはまるか」「ほかに影響することはないか」と考える作業は、使う側に残ります。一つの答えが出るのが速くなった分、その先を考える力がますます大切になるように感じています。
もちろん、一つの間違いや疑問が出るたびに、あらゆる可能性を調べ尽くすことはできません。時間にも限りがあります。まずは、使っている資料、関連する書類、関係者への説明、次に予定している手続きなど、直接つながるところから確認する。その上で、必要に応じて範囲を広げればよいと思います。
私自身も、目の前の対応に追われていると、一箇所を直して安心したくなります。だからこそ、一つ見つけたときに立ち止まって、「これとつながっているものは何か」と考える。
その積み重ねが、仕事の精度を上げ、次に同じような場面に出会ったときの判断にもつながっていくのだと思います。
習慣といえばカッコ良いですが、もはや私は癖です。仕事以外でもあれこれ聞いてしまい、うざがられることがありますw