人生と事業を同時に考えるという選択


ワーク・ライフ・インクルード

――2026年の行動指針と思考の整理――

はじめに|なぜ「人生×事業」を分けないのか

世の中では、いまも「ワーク・ライフ・バランス」が語られています。
けれど私は以前から、ワークはライフに“インクルード”されていると考えてきました。

事業は順調なのに、どこか満たされない。
忙しいのに、積み上がっている実感がない。

こうした違和感は、
人生と事業を別々のものとして扱っていることにあるのではないか。

事業上の判断は、確実に人生に影響します。
一方で、生活習慣や価値観は、必ず事業の質に表れます。
両者は切り離せるものではない、そのように考えています。

私の事務所は5月末決算です。
今期の経営方針自体は、年が明ける前からすでに定まっています。

ただ、年明けという節目を迎え、
改めて 「人生と事業を同時に前に進めるための行動指針」 を
2026年版として整理してみました。


1.短期より長期を選ぶ

目先の売上を追えば、楽な判断はいくらでもあります。
しかし、それは本当に積み上がるのか。
再現できるのか。
人に引き継げるのか。

2026年の判断基準は、極めてシンプルです。

「これは長期的に残るか?」

短期成果を否定するわけではありません。
ただ、短期を優先した結果、
長期を壊す選択はしない。
その一線だけは、明確に引いておきたいと考えています。


2.迷ったら王道を選ぶ

効率化、DX、AI。
新しい手法はいくらでもあります。

しかし、判断の軸は変えません。

  • 実績があるか
  • 説明できるか
  • 他人に再現できるか

この3点を満たす「王道」を、
経験則から、あえて選びたいと思います。

遠回りに見えても、結果的に最短ルートになる。
それを何度も体感してきました。


3.情報は使ってこそ価値がある

情報収集だけで満足してしまうと、
それは単なる消費に過ぎません。

  • 試す
  • 使う
  • 共有する

ここまでやって、初めて意味がある。

社内ナレッジの構築も、DXも、
目的は「楽をすること」ではなく、
より人間的なサービスを提供するための余白をつくること。
そこに価値があると考えています。


4.「自分は無能である」という前提に立つ

全部できる人はいません。
できるフリをすると、組織は必ず歪みます。

だから私は、
「自分は無能である」
という前提に立ち、それを社内でも共有しています。

そのうえで、

  • 任せる
  • 仕組みにする
  • 組織で進む

これが、結果として
サステナブルな事務所運営につながると考えています。


5.何をするかより、何をやらないか

2026年に「やらないこと」は、あらかじめ決めました。

  • 二次会に行かない
  • コンビニ飯を食べない
  • 先送りしない

自由に見える選択ほど、実は不自由です。
制限を設けることで、集中力はむしろ高まります。


6.身体と生活は、経営資源。

筋トレ、睡眠、清潔感。
これらは自己満足ではありません。

体調は判断の質に直結し、
生活の乱れは、仕事の雑さとして表れます。

健康は気合ではなく、
習慣として設計するものかと思います。


7.行動すれば、次の現実

完璧な準備が整う日は来ません。
不安が完全に消えることもありません。

それでも、
行動した人にしか、次の現実は訪れない。

心が折れそうになっても、
今日の一歩を止めない。

開業時からのテーマ。これだけは、2026年も守り続けます。


おわりに|自由に生きるために、自分を縛る

自由ほど不自由であると思ってます。
だからこそ、判断軸を決める。
行動指針を持つ。

人生と事業は、偶然ではなく必然として前に進めたい。
2026年は、この考え方を行動で証明する一年にしたいと思います!