お客様とのやりとり、社内における業務のやりとり、提携先との連携、大なり小なり、コミュニケーションエラーでうまく進まないってことが稀にあります。社内でよくあるエラー事例として、「〇〇だと思ってました」「〇〇さんが担当だと思ってました」などの勘違い。「えっ、なんで今やってるの?」「まだできてないの?」という短納期作業の発生。こんな一幕を目にすることありませんか?今日は円滑に物事を進めていくにはどうしていけば良いか?を考えたいと思います。
客観的な表現が多い
「すぐに」「はやく」「後ほど」頼む方も任される方のよく使用しがちな言葉たちです。人の解釈によって「すぐ」が1分後の方もいれば、3時間以内という方もいます。解釈によってどうとでも取れる言葉が氾濫するが故にエラーが生じるのだと思います。具体的にかつ、誰にとっても同じ結果をもたらす、「数字」で表現することでこれらのエラーは防げるかなと思います。
どちらかが悪いといことはない
エラーが発生するとどうも自己防衛本能が働き、悪くない理由を一生懸命説明し、要は他人の責任にすることがしばしば起こります。10:0の一方的な責任によるエラーなんてほとんど起こらないと私は思っており(業務において)、頼む方にも任される方にも何らかの過失があると考えています。また、コントロールできるのは自分だけですから、相手がどうこうという思考回路より、自分はこうしようといった思考回路で進める方がストレスも少ないですし、エラーも発生しにくいと思います。
頼む側も任される側、どちらも責任があるわけです。明確な依頼(指示)を行う責任を負う、頼む側と、任された内容を明確に確認する責任を負う、任される側。それぞれ責任を全うすればエラーの数は減ると考えています。言われなかったではなく、確認しなかった。確認されなかったではなく、指示しなかった。と言った思考を持っていれば、エラーが発生してしまっても次回から減っていくと思ったりするのです。
省略しすぎ
LINEなどのチャットツールが当たり前の世の中になったのか、主語(誰が)がなかったり、指示詞(あれ、それ、これ)が多すぎる。結果的に認識の齟齬が発生しています。
■これである程度解決するんじゃないでしょうか?
「5W2Hかつ期限のセット」で会話(文字含む)するように徹底するようになりました。自分では小学生か?と思うのですが、幼い頃に受けた教育なのでそれを端折るが故のエラーがほとんです。たった数秒注意を払うだけでエラーがグンっと減るかと考えています。仕事は丁寧にしたい!
<編集後記>
なぜこんなことを考えるようになったかと言うと新入社員(といっても昨年の8月入社)を直接指導するようになってから。教育担当のスタッフさんが年末で雇用形態を変更となり、また、当事者が独立志望であることから私が担当することになりましたが、四苦八苦の毎日です。よくよく振り返ると会社員の頃も独立後も指導するのは自分より年上の方ばかり。今指導しているスタッフさんはほぼ新卒入社状態。業務以外のことにも気を配る必要があって、毎日が気づきの連続です。
碌でもない新入社員だった私に、当時、懇切丁寧に指導してくださった上司には改めて感謝です(感謝していましたが、20年の時を経て、更なる深みある感謝です)