お盆真っ盛り。コンタクトをとる手段が増えて便利になる一方、時間帯問わず連絡が来て、悩むことってありませんか?夜中や早朝、いわゆる世間は休みモードである正月、そしてこの時期。電話はかけるタイミングを結構考慮しますが、テキスト系のコンタクトツールはあんまり相手の状況とか気にしなかったりするかもしれません。(お盆期間中に記事作ってアップするの忘れてました)
かくいう私も、自分の中でプライベートタイムと思っているときに、仕事の連絡があったり、仕事に集中しているときにプライベートな連絡があったり、そんな時にはいちいち「イライラ」していました。そうならない為にはどうしよっか?今日はそれが少し参考になったお話です。
ワーク・ライフ・インテグレーション
会社員でない私は仕事をする時間もプライベートな時間もある意味自分でコントロールし、自由に設定できる反面、どこからどこが仕事でどこからどこがプライベートか?はっきりとした線引きがありません。線引きを求めていませんが、これを区分けするとやっぱりイライラする。メリハリがなくなるからイライラしていたんだと思います。でもそんなある日区分けする必要ないし、仕事もプライベートも松下淳一を形成しているのはその双方やん。なんで分ける必要があるの?との思いに至り、ワークライフインクルードと勝手に名付け(というよりもそのまんま)全ては自分というものに含まれている。そうパラダイムをシフトさせた事でイライラがなくなりました。
そういった中で、どのように時間を効率的に運用していこうかと常日頃考えています。そんな矢先に目に止まったのが、今回のビジネス書。しかもワーク・ライフ・インテグレーション。もうビビッっときました。笑。
とにかく学ばれている
この本の著者はドクターです。いわゆる専門家でその専門的な能力を担保する勉強は当然の事かと思いますが、限りある時間を有効に投資するために、様々な学びをされている事が伝わってくると共に、どのような学びをされたかが記載されています。
そして真似る。最近の言葉で言うとモデリング。ここも徹底されているように感じました。守破離。やはり原理原則ですね。
潜在意識の改革
一番私にとって印象深かった内容としては、潜在意識の改革。自分が一番であると言う幻想。万能であると言う幻想。
物理的な限界があるわけだから、任せること、協力してもらうこと、助けてもらうこと、それらが必要だと考えています。が、やはり表面的に捉えており、潜在意識では、幻想をいただいている私がいます。
この潜在意識を変革しないと、組織は機能しないし経営者というリーダーにも慣れないと改めて思います。
潜在意識の改革にあたって、リッカードの比較優位論や、30対1のルールが初回されています。30対1のルールはとても腑に落ちましたし、リッカードは経済学で少しかじった程度ですが、得意なことに専念し、苦手なことは任せる(一例)が当てはまるなーと、とても腑に落ちました。
職人業界の人にはおすすめ
著者がドクターであるように、属人的な、職人的な仕事をしている人にとって時間の効率的な投資方法を勉強するにはもってこいだと思います。
ありきたりな言葉になりますが、時間は有限。お金より価値があります。マネーを用いて投資するように、時間も投資するべきで、その投資方法は身につけるべきだと思いますし、効率的な投資を実行していくには、少しでも属人的な要素を排除していく必要があると考えています。
自分への提言
時間は有限であり、優秀(有能)な者でも一人で実行するには限りがある。そこから脱却するためには、潜在意識を改革し、権限移譲を進める必要がある。
こんな考えに至りました。ご興味があれば是非手にとってみてください。お勧め致します。ドクターの“働き方改革”28メソッド: 開業医のための最強のタイムマネジメント