忙しいと口にすると仕事がこないは嘘。ではなかろうか?

8月13日。今日からお盆。電車は比較的空いており、本町にはビジネスパーソンはほぼいませんでした。

家業は盆も正月も営業しており、社会人になってからは金融機関に勤めていたのでカレンダー通り。起業してからは弱者の時間戦略。ということで、例年通り、仕事をしています。午前と午後で申請1件づつ。行政機関も暦通りで普通に電話もバンバンありました。

私自身は11日に実家へ帰省し、お墓詣りをすませ両親と食事を共にしました。といっても自宅から実家まで30分の距離です。

起業した際に教わったこと

起業したての頃は当たり前のように仕事がなく、まずは自分を知ってもらうことから始めました。交流会や勉強会、同業の集まり、自身で勉強会を開催するなど。今でもそうですが、私が良くお聞きするのは(絶対聴くかな?)は次のふたつ

起業してから今日に至るまでで、一番大変だった出来事とその時の気持ちってどんな感じだったのですか?

これからどんな風になって行くの(どんな事されるご予定なの)ですか?

この二点をお聞きするとかなり盛り上がります。笑。話を戻しますが、開業当初はやっぱりどうやって仕事を獲得するか?ってことがとっても知りたくて、色々とお聞かせいただきました。良く言われたことは、

忙しいって口にしないこと。忙しい雰囲気を出さないこと。

忙しいと口にすると仕事こないよ。って良く耳にしませんか?これは半分正しくて半分間違っているのではないか?もはや忙しいと口にすると仕事がこない。といのは嘘ではないか?今日はそんな話です。

人がいるところに人は集まる。

今日の結論として、それは「嘘」でもある。ということです。確かに忙しいって口にされると、物事を頼み辛くなります。

頼みづらくなる事由としてはこんな感じでしょうか?忙しそうなので(迷惑そう)やめておこう。クオリティに問題が発生しそうなのでやめておこう。納期に問題が発生しそうなのでやめておこう。

私もそう思うことも多々あり、依頼することを躊躇したり、別の方法を考えたりします。

他方で、忙しい状態は仕事が多い状態(もちろんそれ以外もあるが)を示していることもあります。それだけその方に仕事が集中しているという解釈もできるのです。

そこに集中する理由としては、そこしか対応できない。その人でないと嫌だ。その人にお願いしたいのだ。卓越した技術力や人の魅力といったところでしょうか。

物品でいうと人気による在庫切れや生産が追いつかなず、納期に時間を要す。といった感じでしょうか?

無形であるサービスは提供する人に左右されることが多い

僕たちの仕事は無形財で可視化するのが難しい。またどのようなサービスかであるかも提供する側と提供される側で持っている情報が大きく異なります。

まだまだ情報の非対称性が強く、そうだとすると、提供する「人」が大きな判断材料になるんだと思うのです。

資格業といった専門職であり、職人業務と言われることが多い職業ですが、「人」の要素を考えるとタレント業務とも言えます。

そう考えると、〇〇の事務所で対応してもらった。忙しいところ〇〇に対応してもらったということは、満足の一つになりえるわけで、人気者は忙しいといっても仕事は来るんではなかろうか?といった次第です。

でも、ブームという言葉があるように、人気がなくなる事もありえる訳で、ベストセラーよりロングセラーになりたい私は、できるだけ忙しいとは口にしないようにしています笑(実際のところ、効率が悪くてバタバタするだけなのである)