経営参謀としての士業戦略

著書が公認会計士・税理士・心理カウンセラーの藤田氏、企画執筆協力に行政書士の石下氏。タイトルはご覧の通り、士業戦略。私も士業の端くれですから、多いに参考にしたいですし、著者、執筆協力の藤田さん、石下さんとはリアルでの知人であり、同い年。先日販売されたところですが、早速購入して読んでみました。この本から何かヒントを得よう。今日はそんなお話です。

むしろいい方向に進んでいるのでは?

帯には「AI時代に求められる仕事」これは士業のだけではなく、どんな仕事においても気になる所だと思います。銀行でも大幅に人員削減が進んでいきます。これからどのように事務所経営をしていくか?

AIによって人の仕事が奪われると言った、なぜか悲観的な記事を目にしますが、果たしてそうなのだろうか?機械やテクノロージに任せることでぶっちゃけ、楽になるという印象の方が私は強い。誤解を恐れずにいうと、誰がやってもええやんっていう「作業」はやはり存在していて、それを誰かがやらなければならない。そこに人的ソースを投入するのが本当に嫌なのです。なので、そこに代替できる物が現れるのだから大歓迎。AIによって今の仕事がへり、そのほかの仕事が増える(今までになかった仕事)そんな風に受け取っています。

感情という「人間性」

本の中では、わかりやすくパソコンによる作業とパソコン外の業務を区分けされ、前者は自動化していくことを前提に、パソコン外の業務(自動化できない仕事)のこれから求められるものが紹介されています。

特に印象深かったのは、機械(ロボット)との会話ができたとしても感情が動かないというところ。ロボと会話したことないですが、確かに。って思うんです。なんでかなーって少し考えてみたら人間には喜怒哀楽っていう感情を五感を使用して生存してるもんなって。

「人間性」として信頼関係を築く・共感する・リーダーシップを発揮する・人を育てる・人のモチベーションをあげる・哲学や道徳などの道を教える・体験談を通じて感動や勇気を与える。など、これらのことが紹介しており、腑に落ちます。これらを基にした営業戦略やスキルの向上、テクニックが盛り込まれていますので興味のある方は手にとってみて下さい。

土俵はやっぱり人との勝負

他方で人間ならではの感情。「面倒臭い」「照れ臭い」「恥ずかしい」これらは私にとってはネガティブな感情です。人間性の向上が重要になってくるのを理解しつつも、これらの克服ができないとAIに負けてしまうのではないか?と思うのです。

それは、自動化が進む他方で「人間性」を高める必要がある。「人間性」を高めるにあたって、ネガテイブな感情が邪魔をする。まずは、ネガテジブな感情を克服する必要がある。そんな風に考えています。

藤田さんのこの講座に参加すると、現実に直面すると思いますよ。(私はそうでした。。)https://keiei-shinri.or.jp/qualification/management-psychologists/

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